石倉先生

出雲市民リハビリテーション病院

 リハビリテーション科専攻医2年目の石倉香澄と申します。この4月から専攻医研修の一環として回復期病棟を有する出雲市民リハビリテーション病院で勤務させていただいています。急性期病院である大学病院とは環境も仕事内容も異なるため、まだ不慣れな点ばかりではありますが、先生方のご指導のもと日々研鑽を積んでいます。

病院紹介

 当院は、「リハ専門病院として質の高いリハビリテーションの提供を通して、住民が健康な生活ができ、その人らしい人生の実現に貢献する」を使命とし、二つの回復期リハ病棟を中心に運営しています。

 回復期病棟では発症後早期の患者様を受入れ、専任の医師とリハ療法士が、看護・介護スタッフと共同してリハビリを計画し、これに基づいて密度の濃い訓練を集中的に行います。訓練は地域復帰を第一の目標として行うので、訓練室だけでなく病棟での生活リハを行い、家庭生活復帰や社会生活復帰の促進を図ります。

 また、維持期のリハビリにも力を入れ、障害をお持ちの方に外来を受診していただき、リハ専門医が評価し、今後のリハビリの進め方などについてアドバイスを行う「リハ相談外来」や、在宅や施設入所中に障害が増悪した方を対象に、短期間の入院でその状態を再評価し、集中的に治療を行う「障害ドック」も受入れています。

 さらに、圏域内に不足していた小児リハ体制を確立し、小児リハ外来や児童発達支援・ショートステイなど福祉事業にも取り組み、障害児者が住みやすいまちづくりへの支援も開始しました。

 現在、地域の開業医やケアマネ、訪問リハ事業所、通所リハ事業所などと顔の見える連携をめざして「地域リハケアネット」を立ち上げ、地域リハの普及にも力を入れています。

 

出雲市民リハビリテーション病院 出雲市民リハビリテーション病院

メッセージ

地域の皆様へ

 出雲市民リハビリテーション病院で専攻医として勤務しております石倉香澄と申します。私は現在、当院の回復期リハビリテーション病棟で患者様を担当しています。回復期リハビリテーション病棟では、大学病院や県立中央病院などの急性期の治療を行う病院から、リハビリの継続が必要な患者様に入院いただき、リハビリを中心とした医療を提供しております。患者様が再びご家庭や地域社会での生活へ復帰されることを目指して、多職種で協力しながら診療を行っておりますので、どうか安心して入院生活をお過ごしいただければ幸いです。

 

医学生・専攻医の皆様へ

 リハビリテーション医学講座では、基本的には専攻医2年目以降で半年間、当院での研修を行います。リハビリには急性期・回復期・維持期(生活期)の3つの病期があり、当院での診療は回復期にあたります。急性期では主科と併診するかたちで診療を行う場合が多いですが、回復期では主治医として患者さんを受け持ち、リハビリを安心して進行できるよう、全身管理も含めたマネジメントを行っていきます。患者さん一人一人にじっくりと向き合い、多職種と関わりながら主体的に診療を行う経験は回復期ならではのものだと感じています。このように、病期や病院・地域の特性などに応じて自分に合った働き方ができることは、リハ医の魅力の一つだと思います。リハビリテーション科が皆さんの今後の選択肢のひとつになれば嬉しいです。

 


 

石原先生

大田市立病院

 2021年4月より大田市立病院のリハビリテーション科で働かせて頂いています、石原弘基と申します。

 当院は大田圏域の中核病院としての機能を担っています。
病気を発症した急性期からリハビリテーションを中心に行う回復期はもちろん、家に帰る準備をする地域包括ケア、家での生活をサポートする訪問リハや通所リハという広い範囲を対象にリハビリテーションを提供しています。

 

大田市立病院 大田市立病院

メッセージ

地域の皆様へ

 リハビリテーション特有の療法士という人を介した治療の暖かみや安心感をより感じて頂けるように尽力致します。

 

医学生・専攻医の皆様へ

 リハビリテーション業務は病院ごとの役割に応じて大きく異なります。大田市立病院は広い役割を担う病院ですので、リハビリテーションって実際どういうものなのだろうと思われる方に見てもらうとイメージがつきやすいと思います。興味がある方は是非覗きに来てください。