2024理学療法部門

理学療法(PT:Physical Therapy)とは

理学療法士は<フィジカルセラピスト:Physical Therapist (PT)>とも呼ばれます。


理学療法士は怪我や病気などで体に不自由さがある方に対して、座る、立つ、歩くなどの「基本的な動作」の獲得や回復、あるいは障害の悪化の予防、動作能力の維持などを目的に運動療法や物理療法などを用いて、それぞれの方やそのご家族が目指す日常生活や社会活動により近づけるために支援するリハビリテーションの専門職です。体を動かすことを通じて体の柔軟性を改善したり、筋力や体力をつけたりすることが主になりますが、病気や怪我で体の動きに不自由さが残っていても生活動作においてできることが少しでも増えるように福祉用具を使用したり住宅改修を提案するような支援も行います。


当院の理学療法部門には20名以上の理学療法士が在籍しています。年間の依頼数は約3000件で、様々な診療科からの依頼に対応しています。内訳は、運動器疾患20%、循環器疾患15%、呼吸器疾患12%、脳血管疾患10%、その他の内科系7%、その他の外科系6%、その他30%となっています。患者さんの状態は様々ですが、発症や手術の翌日、また、予定手術の場合は手術前から理学療法を実施しています。

集中治療室で治療中の患者さんにも多職種と毎日カンファレンスを行い、人工呼吸器などが装着されている状況でもなるべく早い回復が叶うように、理学療法を提供しています。

比較的若い職員もベテラン世代の職員も全員が各分野の幅広い知識を有するべく勉強会や研修会への参加を積極的に行い、様々な資格を取得し、お互いが研鑽し合いながら部門全体で切磋琢磨しています。


「地域医療と先進医療が調和する大学病院」という当院の理念の元、病院に入院中の患者さんや外来通院中の患者さんのリハビリテーションだけでなく、研修活動や検診活動などで地域の皆様の疾病の予防などにも携わっています。


また、リハビリテーション部の理念である「未来をカタチに」を実現すべく、患者さんとしっかりお話をして一緒に目標を設定し、患者さんの目指す生活復帰や社会復帰をサポートしています。

理学療法部門 理学療法部門

 

一般機器

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なるべく早く、安全にベッドから離れて移動できるように特殊な車椅子を揃えています。

起立や歩行練習のために使用する斜面台や平行棒、歩行器、杖なども様々な状況の患者さんに対応できるよう各種揃えております。

物理療法機器も多く、痛みや腫れに対する治療や神経の再教育、筋力強化などに使用しています。(ロボットスーツHALの単関節型もあります。)

体力や筋力をつけるための重錘やトレーニング用ゴムチューブ、ボール、フィットネスバイクやレッグプレスマシンなどがあります。

急な体調不良に備えて酸素配管や吸引設備、救急カートやAEDも備わっています。

心臓リハビリテーション関連機器

2024心リハ

心筋梗塞、心不全、心臓外科術後などの患者様に早期から社会復帰できるよう血圧や心電図をモニタリングしながら安全にリハビリテーションを行っています。また病気の再発や増悪を予防するため、各々の患者様に応じた生活指導にも力を入れています。

スポーツ関連

スポーツ関連1 スポーツ関連2

アスリートのスポーツ外傷・障害に対し、受傷直後や術後より競技復帰に向けたアスレティックリハビリテーションを提供しています。理学療法部門では、各種競技に応じた物品やパフォーマンスアップのためのトレーニング機器を備えています。

呼吸器関連

呼吸器関連

呼吸器疾患の患者様はもちろん、がんや神経筋疾患の患者様に対して呼吸機能検査機器や咳の強さを測る機械などを使用し正確な評価を行いながらリハビリテーションを行います。また、痰を喀出しやすくする機械やLIC TRAINER(神経筋疾患の呼吸療法を行う機器)も取り揃えています。

脳血管疾患関連

脳血管疾患

脳血管疾患では様々な体の不自由さが生じるため、理学療法士のサポートに加えて多様な機器を用いながら運動を行うことがあります。

その機器には体重を支えるリフト、足を支える装具、神経や筋肉を刺激する電気治療機、手足の運動をサポートするロボットなど幅広い機器があります。

また脳血管疾患の中でも脳卒中により入院された方に対しては、状態に合わせてできるだけ早く体を動かせるよう体制を整えています。

当院には脳卒中の専門病棟である脳卒中ケアユニット(Stroke Care Unit:SCU)があり、専門的かつ集中的なケアに加えて毎日のカンファレンスで医師や看護師、薬剤師など多職種と連携を強化している点も特徴です。