理学療法部門

理学療法(PT:Physical Therapy)とは

理学療法士は<フィジカルセラピスト:Physical Therapist(PT)>とも呼ばれます。

 理学療法士はけがや病気などで体に不自由さがある方に対して、座る、立つ、歩くなどの「基本的な動作」の獲得や回復、あるいは障害の悪化の予防、動作能力の維持などを目的に運動療法や物理療法などを用いて、それぞれの方やそのご家族が目指す日常生活や社会活動により近づけるために支援するリハビリテーションの専門職です。運動や動作の専門性を生かし、福祉用具を使用したり、住宅改修を提案したりすることも支援に含みます。

 当院の理学療法部門には18名の理学療法士が在籍しています。全ての理学療法士が整形外科疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、循環器疾患、神経難病、小児疾患など幅広い分野で診療を行うことが特徴です。
患者様の状態は多種多様ですが、急性期病院として患者様に安全なリハビリテーションを提供することができるように、全員が各分野の幅広い知識を有しています。
 加えて、本院には認定理学療法士、呼吸療法認定士、心臓リハビリテーション指導士、アスレティックトレーナー、糖尿病療養指導士などの資格を取得したスタッフも在籍しており、部門全体でスキルアップを行っています。

 「地域に根ざした大学病院」として病院勤務以外にも高齢化が進む出雲地域を中心に、地域における健康増進や疾病予防へも携わっています。また、学会発表や論文執筆など学術活動も積極的に行っています。

 リハビリテーション部の「未来をカタチに」という理念のもと、各々が理学療法のプロフェッショナルであるという高い意識を持ち、患者様が安心して社会復帰できるようにサポートしています。

理学療法部門 理学療法部門

 

一般機器

一般機器

体力や持久力をつけるためのフィットネスバイクやトレッドミルなどの機器やベッドに寝ている状態でも立つ練習ができる斜面台などがあります。痛みや腫れに対する治療や神経の再教育、筋力強化などに使用する物理療法機器を備えています。歩行練習のために使用する平行棒、歩行器、杖などを各種揃えています。

心臓リハビリテーション関連機器

心リハ関連機器

心筋梗塞、心不全、心臓外科術後などの患者様に早期から社会復帰できるよう血圧や心電図をモニタリングしながら安全にリハビリテーションを行っています。また病気の再発や増悪を予防するため、各々の患者様に応じた生活指導にも力を入れています。

スポーツ関連

スポーツ関連1 スポーツ関連2

アスリートのスポーツ外傷・障害に対し、受傷直後や術後より競技復帰に向けたアスレティックリハビリテーションを提供しています。理学療法部門では、各種競技に応じた物品やパフォーマンスアップのためのトレーニング機器を備えています。

呼吸器関連

呼吸器関連

呼吸器疾患の患者様はもちろん、がんや神経筋疾患の患者様に対して呼吸機能検査機器や咳の強さを測る機械などを使用し正確な評価を行いながらリハビリテーションを行います。また、痰を喀出しやすくする機械やLIC TRAINER(神経筋疾患の呼吸療法を行う機器)も取り揃えています。