教授 馬庭壯吉

ごあいさつ

 島根県は全国で最も高齢化が進んでいる県の1つです。そのためリハビリテーションの重要性が認識されていますが、現在の島根県内のリハビリテーション科専門医数は17名であり、全国で最下位グループを形成しています。特に県西部地区では医療・介護が手薄になっています。リハビリテーション医療に関心をもつ人材を育成し、リハビリテーション科医の不足を解消していくことがわれわれに課されている使命です。

 ここ数年、6年次のポリクリでは選択科目としてリハビリテーション科を選択する学生が増加しているのはうれしい限りです。令和2年度からは、低学年の学生を対象とした講座配属を受け入れていく予定です。本学臨床教授の木佐俊郎先生に講師を依頼して、「国際生活機能分類(ICF)」「運動と栄養」「全人医学」などの講義を学内外で企画し、リハビリテーション医学の普及や啓発にも取り組んでいます。

 卒前・卒後教育として、回復期病院、生活期の在宅リハビリテーションを経験できるプログラムが学生・研修医に人気が高く、急性期から一貫して患者さんの経過をみていくことができる機会(臓器別の診療にとどまらない医療)を提供しています。患者さんに寄り添い、生活を育むリハビリテーション医学の特徴を学習できると好評です。

 実際に在宅療養中に嚥下障害が急性増悪した患者さんを発見し、大学病院で嚥下機能評価を行い早期の訓練につなげることができたケースもありました。このような取り組みが教育、地域医療、病診連携の向上に役立っています。

リハビリテーション医学講座 教授 馬庭壯吉

専門・所属学会等

専門医・指導医・認定等

リハビリテーション科専門医・指導医
整形外科専門医
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会認定士
日本整形外科学会スポーツ認定医

所属学会

日本リハビリテーション医学会
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会
日本整形外科学会
日本股関節学会

役員等

日本リハビリテーション医学会 代議員
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会 評議員
日本急性期リハビリテーション医学会 理事
日本股関節学会 評議員
日本股関節外科学会 変形性股関節症ガイドライン作成委員

 

診療内容